「やさいのおしゃべり」を絵本棚からひとつかみ!
「やさいのおしゃべり」を絵本棚からひとつかみ!
今回は「克服系」の中からひとつかみ。
幼児用の絵本の中でも多いのがこの克服系。
苦手なものを絵本を使ってでもどうにか・・・
という大人の欲求が見え隠れする&それが解っていながら
「これで克服できれば・・・」とついつい手に取ってしまいます。
まあ、一通り子育てを経験した人は「そんな期待は
一瞬で裏切られた・・・」と声を揃えて言うでしょう。
しかし、子育て真っ最中の方はそれを聞いても買ってしまう(>_<)
「克服系」は「恐るべし」です。
「やさいのおしゃべり」はちょっと違った切り口です。
きゅうり嫌いな女の子が登場するのですが、読み進めると
「ぴちぴちだったダイコンさんがしわくちゃに・・・」
「寒いのが苦手なさつまいもさんやじゃがいもさんが冷蔵庫に・・・」
「ハムさんがカビてたんですって・・・」
「・・・?」「・・・・!」
そうです。
どうやらお母さんをたしなめている様なのです。
「もったいない」をテーマにしていることは同じでも、
どうも女の子のきゅうり嫌いとは関係のない展開に・・・。
耳の痛い話です(^_^)
冷蔵庫の中で弱っていく野菜たちの話を聞いてしまった
女の子。
野菜たちが無事に(?)食べられる日はくるのか?
泉なほ 作 いもとようこ 絵/ 金の星社
定価:1,200円+消費税
まとめ:親をたしなめている様でも、ちゃんと「もったいない」
は子供に伝わります。
子供から「ピーマンさん使ってあげなきゃ!」って
言ってくるかも(自分が食べるかどうかは別の話ですが)。
親父満足度 10/8
母親満足度 10/8
小学生満足度 10/7
保育園児満足度 10/9
※あくまでも我が家での調査結果です(^_^)
※評価はfacebookページ「絵本棚からひとつかみ!」初掲載時のものです